次回予告

出生の秘密、いかがでしたでしょうか? 母方の複雑な家庭事情や当時、いかに後継ぎとして長男が大切にされていたか、よく表れていたのではないかと思います。それがいいのか悪いのかは別にして、そのことによるご両親の苦悩は、今の私には想像を絶するものがあります。


待望の長男として生まれた貴士さん。その貴士さんが左利きでわんぱく坊主だったことを、お母さんは相当気に揉み、厳しいしつけをしたようです。
1-1 姉からの手紙
1-4 右利きの少年


その後、貴士さんは7歳の時にご両親を亡くされることになりました。その後の過酷な人生は自伝にある通りですが、わずか7年の間にご両親から教わったことは、未だに貴士さんをしっかり支えてくれています。


さて、このお話は19章で終わっていますが、実は20章と21章がありました。次回からは20章「ターキー・トム」をお送りします。教会から追放され、日本食のレストラン経営に行き詰って店を閉めた後、胤森さんはカリフォルニア農林省で仕事をしていた経験があります。さて、胤森さんの仕事ぶりはどんな風だったのでしょうか? どうぞお楽しみに!!