SFでのイベント報告

ここ横浜では連日暑い日が続いていました。
みなさんの地域ではいかがですか?


さて、先日の6月25日、ジャパンプロダクションチームが主催したサンフランシスコでのイベントが、無事終わったそうです。70〜80人くらいの方に来ていただき、盛況だったとのことでした。

そして今日、現地でそのイベントに参加してくださった方が、ご自分のブログにそのことを書いてくださいました。このブログにTBして頂いたことで知ることができました。ゆららさん、本当にありがとうございました。


ゆららさんは現在、大学院で心理学やカウンセリングを学んでいらっしゃるそうです。詳しくはゆららさんのブログをご覧ください。
以下、ゆららさんの記事を引用させていただきます。

今日は、土曜日なのにまたクラスがありました・・土曜日、朝〜夕方までというのは、やはり疲れます。(とても良い先生なんだけど・・つまらないので)でも、今日のクラスは30分早く3時30に終わりました。その後、彼Cと会い、夕方から彼の友人Pのイベントへいきました。

このイベントというのは、Pが製作しているドキュメンタリー映画のプロモーション、寄付を募る、Fundrasingのイベントでもあります。行く前、実は・・私達は、どのような内容なのかがあまりよく把握できていませんでした。それというのも、Butoh Dance と原爆の被爆者のドキュメンタリービデオを15分見る・・そんな感じしかわからず・・ましてや、Butohと、このドキュメンタリーの繋がりもよくわからず・・ただCが以前やっていた(今は休んでいる)Buotohの仲間が出るし、このドキュメンタリーもButoh仲間のPの製作だし、広島・原爆についてということで、とにかく行ってみることにしたのです。

まず、イベントの始まりは、Butohのダンサー達によるパフォーマンス。今回は、やはりこのドキュメンタリー映画に関連した事、そのドキュメンタリー映画に出ている、たねもり たかしさんの意思、希望、この映画のテーマをパフォーマンスで表現していました。とても、Powerfulで、まだドキュメンタリー映画を見る前だったのですが、何か心に訴えるものを感じました。

その後、製作者の紹介や、この映画を作るに至ったきっかけ、そして、たかしさんと会ったきっかけなどを話し、その後に、この映画の中での中心的人物である、胤森貴士(たねもりたかし)トーマスさんが、自己紹介など、様々な話をしてくれました。

その中でとても印象的だったのが、貴士さんのお父さんが貴士さんに話したことです。それは、”人と分かち合うことの大切さ”でした。小さかったたかしさんは、もし、自分が人に分け与えるほど何ももっていなかったらどうしたらいいのか・・そんな質問をお父さんにしました。すると。お父さんは、心を分かち合う事をを教えてくれました。その心を分かち合うことは、何も、大きな物をあげればいいというわけではなく、小さいな事でも十分。そこで、人は生きていくうえでは、食べることが必要だと言い、だからこそ、人と食べ物を分かち合う事は、生きていくうえでできる分かち合いだと、その時に教えてくれたそうです。そう、パン一枚あったらそれを半分にして分かち合う。

その分かち合い、貴士さんは、この日のイベントでは、食べ物を用意していて、みんなと分かち合いたいと話していました。そして、自分が8歳の時に体験した原爆を人に伝えることで、”平和”の大切さを伝えていこうと思ったようです。

そして、途中でサンフランシスコ禅センターの人が二名きて、60周年目という節目に向けて、様々なシンクロにシティーがあったこと(たかしさんが、この60周年に向けて書いた詩のタイトルが、禅センターの人たちが、この60周年に向けて考えていたこと、そのイベントのタイトルと全く一緒で一致したことなど)、そして、今回は、あのときの過去を締めくくるという意味がある、重要な時だと話していました。貴士さん自身も、平和の大切さを伝えていくと同時に、”ゆるし”という意味も含まれていると話していました。”ゆるし”の心で、浄化する・・そのようなことのようです。そういう意味でも、大きな節目となるということが、ひしひしと伝わってきました。(もちろん、そのような心の心境になるまでには、様々な葛藤、長い年月を必要としたことには言うまでもありません。詳しくは、貴士のウェブサイトでどうぞ→『子供らは 世界みんなの 宝もの』〜鶴と蝶に導かれて〜)

たかしさんは、本当に気さくで、様々な話をしてくれました。そんなたかしさんは、原爆の後遺症のため、目は殆ど見えなくなってきていて盲導犬のゆきの助けが必要です。けれど、本当にエネルギーに満ちている人だと感じました。すごく前を向いているといった感じです。

今回、たかしさん、そして、Pたち(この映画の製作者達)は、7月に広島入りをして、日本で、原爆(終戦)60周年を過ごす予定です。もちろん、映画制作もかねて。そこで、この映画を作り上げて、配給するために、どうしてもサポートがいるということで、今回のこのイベントで寄付金を募りました。

Cと私は、イベント前は、いくらにしようか・・と渋々な気持ちだったのが、イベントに参加し、気持ちがかわり、出来る限り、自分達のできる範囲でHelpできたらと、少ないながらも寄付をしました。このドキュメンタリー15分みましたが、どうしても完成させて欲しいものです。そして、配給も決まって、いつかどこかで流れれば・・って思います。

このドキュメンタリー映画に関するページ:ハートアタックビデオ
貴士さんのArt作品:Takashi's Art

こうして、ドキュメンタリー映画の完成を願ってくださる方が1人また1人と増えていっていることを知り、私たちも大きなエネルギーを頂いています。


来日の準備も、宿泊先や移動手段などの予約、お話会の開催場所や日にちの設定など、細々としたことが多くなってきました。本来こういう細々としたことは苦手な私ですが、自分のできる限りのことはやっていこうと思います。


前回の記事でカンパのお願いをしましたが、引き続き、よろしくお願いいたします。